こんにちは!
日進名倉堂整骨院です!
腰痛、肩こり、自律神経の不調など、、、、、、、
身体の不調で姿勢の歪みが影響を及ぼすことは周知されてきました。
今回は、「良い姿勢」について解説をしていきたいと思います。
「良い姿勢」とは、骨格・筋肉・神経・内臓などの構造が無理なく安定し、効率的に機能している状態を指します。
✅【1. 解剖学的に理想の姿勢とは?】
□耳垂(耳たぶ)
□肩峰(肩の最も外側の骨)
□大転子(大腿骨外側の突起)
□膝蓋骨の後面(膝の後ろ)
□外果(くるぶし)のやや前方
この5点が一直線上にあるのが理想です。
つまり、「耳・肩・骨盤・膝・くるぶし」が前後にズレずに揃っている状態です。
✅【2. 生理的な脊柱カーブが保たれている】
人間の背骨(脊柱)は、横から見るとS字カーブを描いています👇
□頚椎(前弯)
□胸椎(後弯)
□腰椎(前弯)
この自然なカーブを保ったまま、体が真っ直ぐに重力を支えているのが正しい姿勢です。
✅【3. 骨盤の傾きも重要】
骨盤が前に傾きすぎる(前傾)と反り腰になり、腰痛や疲れの原因に。
逆に後ろに傾きすぎる(後傾)と猫背になり、背中や肩こり、内臓の圧迫を引き起こします。
理想は、骨盤が床とほぼ平行で、腰椎前弯が自然に保たれていることです。
✅【4. 生理学的観点から見た良い姿勢のメリット】
・筋肉の緊張が最小限で、エネルギー消費が少ない
・肺・横隔膜・内臓の動きがスムーズになり、呼吸や消化が改善
・血液・リンパ・脳脊髄液の循環が良くなり、自律神経が安定
・姿勢反射・平衡感覚が適切に機能し、ケガや疲労の予防にもつながる
✅【5. 姿勢チェックのポイント】
ご自身でも以下をチェックしてみてください👇
☐ 壁に背をつけたとき、頭・背中・お尻・かかとが自然に接するか
☐ 顎が上がっておらず、首が前に出ていないか
☐ 肩が前に巻き込んでいないか(巻き肩)
☐ 骨盤が反っていないか、丸まっていないか
良い姿勢は、見た目の印象だけでなく、健康機能そのものを支える重要な基盤です。
次回は、姿勢に関連した慢性疲労について解説していきたいと思います。
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